俺はお前だけの王子さま~ヒロキと加奈子~

「マジで吐きそう」


深夜の予備校の帰り道。


この時季、この時間になると気温はぐんと下がり


厚手の上着を羽織らないとやってられない。


家に帰ると眠くてクタクタなのに


無駄に覚醒した脳ミソのせいで眠れない日が続いた。


プレッシャーには強い方だと思っていたのに


俺ってマジになるとプレッシャーに弱いらしい。


どうしようもない焦りから深夜ゲームや漫画に逃げつつ


睡眠不足の悪循環で吐き気と頭痛は常に付きまとっていた。







それでも冬休み前には


俺の学力はなんとかAクラスにまで上がっていた。