「分かんないなら、わかるまで教えてあげる」


俺が加奈子に、全部教えてあげる。


「~~~っ///」


いじわるく微笑む俺に、真っ赤になる加奈子。


「すげぇ好きだよ」


俺はそんな加奈子の耳を、甘く噛みながら囁く。


「もう加奈子しか見えない」


加奈子の反応ひとつひとつが愛しくて…


加奈子しか見えないんだ。


好きな子とする行為が

こんなにも幸せなことなんて、知らなかった。


全然知らなかった。



俺に幸せを教えてくれた加奈子


俺はどれだけの幸せを加奈子に返せるだろう










「…ん…っ…あ…」


熱い吐息を漏らしながら涙目になる加奈子



その涙をキスですくって


俺たちはひとつになった。