「い つ、唯ちゃんがあんたのものになったのよぉおおお!」


「は?んなのずぅ~っとですけど~」


小学生の喧嘩が行われているわたしと高田雅人の間

ぐいぐいと両方に引っ張られている唯ちゃん


「ちょっ・・・いたぁーーーーいっつの!」


と、怒りながら叫ぶ唯ちゃん


そんなの知らんと言わんばかりに睨みあうわたしたち


「はいはーい!2人ともストップー」


そういって、わたしと高田雅人の間に割り込んでくる蓮くん


もちろん、唯ちゃんは救助済みだ


「もー、雅人と前山ちゃん!かなちゃんをからかわないの!」


「だってー、面白いんだもん」

と、高田雅人

「面白いけど、毎回毎回腕がいたいのよね」

と、唯ちゃん


じゃあ、やらなきゃいいのに・・・って話なんだけど


唯ちゃんいわく、

『面白いことには少しの対価が必要なのよ』


だって。