我が宿敵に出会って、もう1週間がたちました


2-5の教室で、ふてくされ顔の女の子が1人


まあ、いうまでもなく、わたしだけど



だって・・・・!!!!


「まさとぉ~♪」

「ん?なに、唯~♪」

「雅人と同じクラスがよかったなぁって思ってたの~」

「何言ってんだよ!俺も同じだし~」


・・・・・・・うざい


教室のドアのあたりで繰り出されるわたしへの嫌がらせ


そろそろ限界だぁっ!


「ばかぁーーーーーー!!!」


いきなり叫びだしたわたしにちょっとだけ目をむけ、再びイチャイチャし始める2人


もー怒っちゃったもんねー!


ずんずんと2人に近づき、2人の間に割り込む


「高田雅人!わたしの唯ちゃんに触らないでよ!」


唯ちゃんをわたしの背中に隠し、敵を睨みつける

すると、そいつは勝ち誇った笑みを浮かべて


「ふっ・・・お前の唯じゃねえ。お れ の、唯なんだけど?」

そういって唯ちゃんを自分のほうへ引っ張る