でもね、あたしは気付いてるんだ。 それに気付かないほど、鈍感にはなりきれなくて、憎い。 あたしが好きな長い指は、あの子のおでこを弾く。 あの子の前で、ものすごく高い確率で、あたしの好きな手の甲は口のところにある。 あたしの好きなきれいな腕は、あの子の頭に乗っけられてる。 そして、あたしが壊れちゃいそうなほどドキドキする…… 先輩の隣には、あの子がいる。 二人、肩を並べて、一緒に帰る。 ねぇ…… このキモチは――