『ギター?いいのか?』


「うん。海田くんにやってほしの。」


『なんで?』


「ん?なんとなく。」






なんとなくかよ・・・・





「俺は何やればいいの?」


「えっとね、さっきキーボードできるって言ってたよね?」


「うん。」


「だから、キーボードやってほしいの!」


「わかった~♪」





いいな・・・慎は・・・・

俺、練習しまくらなきゃいけねぇのに・・・・




「じゃ、ヨロシクね!」



桜井は、上機嫌で教室へ戻っていった。








『おい、慎。』



「ん?」



『責任とれよ。』



「え!?」



『俺にギター教えろ。』