こんな状況で寝れるかバカ!


ジタバタしたいけど身体中痛みだらけでできたもんじゃない。



憂依はあたしをまた投げ捨て…

ではなく、静かに横たわらせてくれた。



その手つきの色っぽさと言ったら。


ってあたしまでコイツの変態がうつってきてる?!



いや、あたしはまだ大丈夫…なハズ。



自問自答を繰り返してるといつの間にやら隣に温かさが。




「…何やってんの」


「寝てる」


「パチこくな」




寝てるヤツが返事するワケない。


ましてや、手が動くワケがない。



あたしを抱きしめながらごそごそと動いている手。