必死こいて桜姫やってやんよ!








あぁ、さいっこう!!!



憂依のYシャツを地味に掴み全身に風を受ける。



言っていた通りたいしてうるさくなく、乗り心地も快適快適。



いや〜寝れそうだ。


というか寝たい。



と思っていたとき。




「そういえば、お前痛くねぇの?」


「ん?
何が?」


「怪我。
結構ヤバい感じだったろ」


「あぁ〜。
クソ痛いよ?」


「…は」




は、って何だよ。


聞いたのそっちだろうが。




「痛ぇのに何でんな動けんだよ」


「…さぁ?」


「振り落とすぞ」


「やめて下さい。」




それ怪我通り越して死ぬから!




「じゃあ何でだよ?」