フライパンは…お、あったあった。
……何もかもクソ綺麗。
あるんだからちゃんと使えよ!!
と思うあたしは間違ってるのだろうか。
まぁ男しかいないししょうがないかな。
そんなことを考えながら料理?を開始した。
「―…うしっ。
完成〜」
餃子の皮の中にチーズとチーズに合いそうな野菜をいれて包んだだけの食い物。
見た目は悪くない。
しかし問題は味。
1つ食べてみる。
「俺も」
口に含んだところで、後ろから筋の浮き出てる腕が、それを1つ掴んで口の中に放り込んだ。
「…………」
「…………」
2人真顔で顔を見合わせ、
「「うめぇなコレ」」
と言うが早くソッコー2個目を頬張った。
後ろの憂依も同様。
まじうま。
あたし天才かもしれん。


