「ご、ごめんな高羅…?」 少し腕を広げて高羅の様子を探る。 「だ、大丈夫…」 「よかった! 窒息死したかと思った!」 「勝手に殺すなよっ」 「ごめんごめん〜」 そしてまた緩めに抱きしめる。 「へへっ」 「ん? どうした?」 「なんもねぇよ」 高羅はあたしの背中に手を回してはにかんだように笑った。 …照れてんのかな。 きゅ、とさっきより強めに手に力を入れる高羅。 そしてあたしのデブい腹に顔を埋める。 かぁ〜わ〜い〜い〜! マジ子犬だ! さっきの大型犬とは違う!!!