「お前、家に誰かいるか?」


「一人暮らしだからいない」


「それはちょっとヤバいね…」


「…もしかして家にまで来るとか?」


「人によってはくるね…」




まじすか。



あたしどうすればいいんだ?




「お前、当分此処に泊まれ」


「え゙」


「そうだね。
此処なら必ず誰かいるし」




ちょ、まっ…




「今から荷物取りに行け。
車と人出してやる」




いや、だから、ちょっと待って。




「あの…そこまでしてくれなくても大丈夫、だよ?」


「その根拠は?」


「ない、けど…」


「じゃあダメだよ」