「跡は残んないと思うから」


「はい。
ありがとうございます」


「ん」




そして扉を開ける………と思いきやバフッとベッドにIN。



あれれ。


行かないの?



ここじゃちょっと気まずいんですけどー。


と思ったあたしの心を読んだのか。




「アンタ…」


「えっ?」


「敬語みたいなの…、嫌いだろ」




みたいなの、って…一応敬語なんですけどもー!




「なんでですか?」


「そんな感じするだけだけど…、当たってるだろ」




当たり。

図星です。