「お前等…苦労してんだな…」


「え?楽しいッスよ?
今度姐さんもやりますか?」




めっさ目ェキラキラしてる。

良い笑顔してるよ、君たち…。




「その笑顔120円…」


「え、笑顔買ってくれんスか?
いくらでも振りまくりますけど!」


「バカ野郎!
スマイル0円だろが!」


「そうだよ!
0円だからこそ価値があるんじゃねぇか!」




コイツ等やっぱり馬鹿だ。



まぁソコに加わるあたしもバカか?

なんて思ったり。








―――――…ブルン








「…あ、バイクの音」


「ホントスか?
俺聞こえない…」




ケイが耳をそばだてると他の皆も静かに耳を澄ます。








―――…ブルルル






「ホントだ。
姐さんスゲー!!」


「憂依さん達かな」


「え、いくらなんでも早すぎね?」


「でもあの人達ならやりかねないし…」




騒いでる今にも音は近付いてくる。