「つ、か、れ、たぁーーー」
倉庫に戻ってすぐにシャワーを浴び、カーペットに寝転がる。
いつかの日に憂依が寝転んでいた所だ。
前までは憂依の特等席だったらしいのだが、あたしが此処に来るようになってからあたし専用席になりつつある。
そして憂依はその場所の近くかソファーに座るようになり。
まぁその話はいいとして。
今日の事で予想以上に体力が落ちていたと実感。
筋トレでも始めようか…。
「思ったよりも早よぉ帰ってきたなぁ。
えーなぁ、俺も走りてぇなぁ!」
「走って来ればーあたしみたいにちゃんと足で。」
「ちゃうねん!
それやとただのマラソンやんか!
俺はもっとバァーっと風になりたいねん!!」
「お前の頭に風吹いてんじゃねーの?」
「何やとこの金髪!!」
「何だよこの銀ボウズ!!」
「モテへんからって僻んでんちゃうぞ!」
「俺は運命の奴が1人いりゃいんだよ!」
…皆元気だなぁ〜。
高羅可愛いのにカッコいいこと言うなぁ〜。
…てゆーか、誰もあたしの心配しないよな〜。
あたし、かつてない程全力で長時間走ったんだけどな〜。


