仕方ないから裾は巻き上げて、鍵をカチッとすれば低い音が響いた。 「憂依~? あたし乳揉まれずに帰れちゃうよ~」 ニヤリ、笑いながら言ってやった。 憂依はポカーン… そんな顔をして…るワケでもなく、何時ものビューティーフェイス。 …間抜けずらを期待したあたしがバカだった。 「驚かねぇの?」 再びヒラリ、バイクから不機嫌な憂依の元へ飛び降りた。 「…乳、」 まだ言うか。