――っていうのが去年の惨事。



ヤバい、この扉開けるの嫌になってきた。




「憂依先入って…」




…返答がない。




「憂依?」




振り返ると彼は


………いない。


さっきまで隣にいたのに。



どこいったあの野郎。



しょうがない、自分で開けるか。



黄金の取手に手をかける。



アレだ。


気合いの為にアレで開ける必要があるな。



よしっ行くんだ音寧々!!




…1、2、3、ダー!!