「だりぃーだりぃー」
着替えながら1人呟く。
「まずあの人に挨拶してー
次はあの人にしてー」
ダルいけれども、脳内シミュレーションを地味にやる自分にまた泣ける。
まっ、この服だからまだマシだけど。
なんていろいろ考えながらも手は絶えず動かしている。
さ、これで髪をセットすれば完璧だ。
イメージは爽やか。
誰にでも好印象な感じで。
あ、この髪で好印象も何もないか。
まぁ気にしない(笑)
「うし!」
我ながら完璧だぜ。
ガチャ
とドアを開ければ、猫型ロボットがポケットから出す、どこでも○ア〜♪
…で着いてるハズがない。
いかん。
イヤ過ぎて頭が狂ってきた。


