「ちょ、おま、女なんやから‘ピーー’とか言うなっつの!

おかげで伏せ字やわ!」


「てめぇもそうだよバカ!」


「んなことどうでもいい。
早く写真見せろ」




………。




「は、や、く」


「…はぃ」




凄んだ憂依には勝てないと改めて実感したあたしは、大人しくパソコンを弄り始めた。




「あらかじめ言っておくけど、これはクラスメートが撮ったのであって自分で頼んだワケじゃないから!
撮られたのを勝手に送られただけだからな!」




そう最後にダメ押しして、パソコンの画面が皆に見えるように回した。