「あたしの母さんの名前、リナイアっての」 これで分かった?と問いかけるように首をかしげた。 すると目の前に写るのは鯉のように口をパクパクしている2人。 スイなんて珍しく目を見開いて放心している。 「つまりリナイアスはうちのブランド、ってワケ。 …まぁ他にも違う事業展開してるんだけど。 さっきやってたのはそーゆーこと」 あは〜と笑って見せる。 「お前めっちゃ金持ちやん!」 「そーか? そうでもないと思うけど」 「なんか… 「「すいません」」 高羅と灰は急に頭を下げて。