いとしのポテトボーイ

「雪沢クンらしくないゾ」

わたしと雪沢クンは肩を並べて歩いた。

こうして並んでみると、雪沢クンは安土クンと比べて随分小柄なんだ。
まあ安土クンがデカ過ぎるンだけど。

それにしてもこの身長この体格で、どこにあんなパワーがあるのかな。

「いくつ?」

わたしは雪沢クンの身長を尋ねてみた。

「何が?」

「身長」

「173」

「えー? 思ったよりあるんだ」
 
いつも安土クンと一緒にいるから、小さく見えちゃうのかな。

安土クン、183って言っていたっけ。

デカい15歳。