わたしはセラミックボックスなんて聞いたことも見たこともなかったけれど、真希チャンのおかげで、ボーカルの顔だけは覚えた。
そして、コンサートに6人で行くことを楽しみにしていた。
「南星。もう、それぐらいにしとけ」
先輩が安土クンに言った。安土クンがひとりで等々力センパイを探していること。
もう等々力センパイには関わるなってこと。
「彼女に、あんまり心配かけるなよ」
先輩はわたしの顔をチラリと見て言った。
でも安土クンは何も答えなかった。
「わたし、何も心配なんてかけられていないけど?」
真希チャンが答えた。
「拓也。南星から目離すンじゃねえぞ」
先輩は少しきつい言い方になって雪沢クンを見た。
雪沢クンは頷いたけど、その顔はナゼかとても不機嫌だった。
わたしが余計なことを言ったせいかな。
そして、コンサートに6人で行くことを楽しみにしていた。
「南星。もう、それぐらいにしとけ」
先輩が安土クンに言った。安土クンがひとりで等々力センパイを探していること。
もう等々力センパイには関わるなってこと。
「彼女に、あんまり心配かけるなよ」
先輩はわたしの顔をチラリと見て言った。
でも安土クンは何も答えなかった。
「わたし、何も心配なんてかけられていないけど?」
真希チャンが答えた。
「拓也。南星から目離すンじゃねえぞ」
先輩は少しきつい言い方になって雪沢クンを見た。
雪沢クンは頷いたけど、その顔はナゼかとても不機嫌だった。
わたしが余計なことを言ったせいかな。


