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「ひっどーい奈津美! 一緒に帰るって言ったのに!」

真希チャンがほっぺをプーッと膨らませて怒った。

「昨日のサテンで安土クンたち待ってんだよ」

真希チャンはわたしをさんざん嘘つき呼ばわりしてから正門を出て行った。

わたしは何となくホッとした。
昨日の喫茶店にはもう行きたくなかったから。