――その日、私は図書館を飛び出してちょうど出発するところだったバスに乗った。 ・・・ユナ・・・。 ・・・これから、私は普通に接することができるかな? ユナと。 長谷川 瑛と。 長谷川くんの優しさが苦しいよ。 「氷の長谷川」でいてよ。 なんで優しいの? ほんとうに・・・悪魔みたい。