悪魔が笑うから




「・・・大音、」


長谷川 瑛の声。

・・・えええっ!?


「大音?」

「は、はいぃっ!」


あぁあ・・・声が裏返った。

そんな私に気付くことなくユナはオレンジジュースを堪能してる。


「何か様子がおかしいけど・・・どうかしたか?」

「え、あは、今のは少し喉がきゅっと縮まったって言うか・・・」

「違う、さっきから」


さっき・・・から?