赤い狼 ~棗の想い~








「あっぶね…大丈夫?稚春。」





「…。」





「稚春?」





俺の問い掛けに稚春からの返事が無いので、
庇いきれなくて何処か打ったのかと心配になって
腕の力を弱めて稚春の顔をそっと覗く。






そして、覗いて見た稚春の顔は…






「あれ?熱…?」












真っ赤だった。