一生お世話になるわけには行かないけど今は藤堂さんしか頼る人がいない。


だから…記憶が戻るまで少しだけ甘えさせてね?


「藤堂さん、ありがとう」


「おっ。藤堂さんは気持ち悪い。カイラって呼べ。」


「うん。」


そうして私はしばらくカイラの家に住むことになった。