「ねぇ、ルナ
  あたし陸くんと
  同じ学校に行けるの!」


 (陸くん?
  誰だその人は?)


 ルナは考える。


 「すっごく嬉しいのぉ」


 ルナが考えてる間にも
 マナミのマシンガントークはつづく。


 「だってぇ、彼氏と
  同じ学校なんだよ!」


 (彼氏?
  あぁ、そうか。
  あの人か。)


 ルナは思う。

 彼氏が居るなら確実に同じ学校の私は
 一人なんだろうな…と。