『三橋、お前大丈夫か?さっきまた倒れそうになっただろ?』


「倒れてないもん…」


『それよりさなんで逃げるの?俺のこと嫌い?俺なんか嫌な思いさせた?』


先生逆だよ。
先生のことが好き過ぎて先生のこと真っ直ぐに見れないから…


そんなことは言えずわたしはかろうじて


「違うの…」とだけつぶやいた。


『話しは後で聞かせてもらう。まずは車乗れ!』


「いや!」


そう言って


わたしは祐先生に捕まれていた腕を振りほどいてしまった


もう逃げられることはないと思っていたのか


先生の手には全然力が入っていなくて


簡単にぬけた


.