「まぁ。そうゆことです。」

「分かりました。」






「じゃ…」


「はい」

ガタッ

お互い椅子から立ち上がって部屋を出る。




「じゃ、さよなら、先生」

あたしは優等生の顔で挨拶をする

「さようなら。」





あたしは反対方向の靴箱に向かう。

先生が呟く言葉なんて。



聞こえなかった。