まだ最悪の目覚めにしたでかい音はやんでいなかった。 内心、イライラする。 今日から2年生が始まるっていうのに。 最悪。ホント最悪。 そんなことを思っていると、母親がキッチンからでてきた。 片付けが済んだらしい。 「食べたら洗いなさい。」 あたしは返事もせず黙々と食べる。 その態度を気にすることもなく母親は鏡をみて、玄関に向かう。