「−−−純ちゃん、今ここでして良い?」
「スーパーだよ?」
「うん、知ってる」
「本気で言ってるの?……いいや、さすがにここはキツいから公園に行こうよ」
「分かった」
そんなような会話をした後、あたしたちはパパッと買い物を済ませて、公園へと移動する。
……公園につく間、一切口は聞かなかった。
それが自然なことだとも思ったし、今はする気分ではなくて。
多分、相手もそうだったのかもしれない。
−−−なんで、あたしはあんなことを言ってしまったんだろう。
勢いで?は、ちょっと違う気がする。
純ちゃんが悲しい顔をしていて、あやしたかったから?
……それもあるかもしれない。
だけど、今言えることは、それだけじゃなかったってことくらい。
−−それが何なのかが、考えても分からなくて。
だから、気づいたらそう言っていた自分に、戸惑ってるんだろうと思う。



