恋愛一年生さまっ!〜甘〜い、ランドセルと授業中!?〜




「……」


……キ、キスってどうすればいいのかなぁ……?



次々と買い物を済ます中、純ちゃんの方に自然と意識が向いてしまう。



「そんなに期待しなくても、後で公園に行くから」

「ちが……期待してないし!」



「どうだか−−僕のこそさっきからずっと見てるくせに」



白い目で純ちゃんに見られてる気がする。

だから、誤解しないでと言葉を紡いでしまって。




「……純ちゃんがあんなこと、いうから」


「へぇ?そうなんだ」


「純ちゃ」


「良いよ別に。後で聞くし。
−−じゃあなに、前の僕とのキスも意識してるってこと?」




ん、すらも言わせてもくれない。
しかも口調もぶっきらぼうで。



やっぱりしないとだめなんだって悟ってしまった。