恋愛一年生さまっ!〜甘〜い、ランドセルと授業中!?〜

「ホント、馬鹿だね」



君の毒があたしに刺さる。




「………なっ」


「でもさ。」



純ちゃんがあたしの言葉を抑える。




「俺、そんなちえねぇ……大好きだよ」



「………え?」



急に心が歯痒くなる。




「………なーんて、言うと思った?」



急に抱きしめた腕を剥がす、純ちゃん。


その顔を見ると、純ちゃんはべっと舌を出していた。





「俺も、ちえねぇが大嫌いだよ。


………だから」



ぐっ、と瞬間的に手が引かれた。




「え、きゃ……っ」



「………キスするね」



ちゅ、と軽く唇が触れた音がした。