「大事な話……?」
「うん。……ちょっと移動しよっか」
先輩の態度は相変わらず、どこかそっけない。
あたし達はフェンスごしに腰をおろす。
「…………ちえりちゃん」
「は、はい!?」
なぜか、名前を呼ばれてドキッとしてしまう。
先輩の隣に、居るからだろうか。
「俺さ、………好きなんだよね」
「……えっ。誰が……」
「ちえりちゃんのこと、好きなんだよね」
…………なぜだろう。
一瞬、この屋上の景色が
この世界の時間が……止まった気がしたんだ。
あたしは先輩の顔をまじまじと見つめ、対する先輩はあたしのことをしっかりと見つめる。
………なんだろ、この…気持ち……
「うん。……ちょっと移動しよっか」
先輩の態度は相変わらず、どこかそっけない。
あたし達はフェンスごしに腰をおろす。
「…………ちえりちゃん」
「は、はい!?」
なぜか、名前を呼ばれてドキッとしてしまう。
先輩の隣に、居るからだろうか。
「俺さ、………好きなんだよね」
「……えっ。誰が……」
「ちえりちゃんのこと、好きなんだよね」
…………なぜだろう。
一瞬、この屋上の景色が
この世界の時間が……止まった気がしたんだ。
あたしは先輩の顔をまじまじと見つめ、対する先輩はあたしのことをしっかりと見つめる。
………なんだろ、この…気持ち……



