「あなたもしかして入試の日に 転んじゃった子?」 「え!どうして覚えてるんですか?」 「どうしてって言われてもねぇ。 でも私そういうことはよく覚えているの」 会長は笑いながらそう言った。 まさか覚えてくれてたなんて。 恥ずかしい一面を覚えてもらっちゃったけど 相手は会長だったから何も恥ずかしくはなかった。