「そうだったのね」 会長は納得したようだ。 お茶をすすっている。 「自分のことだからすぐわかると 思っていたのに。私まだまだだね」 「いえ。私は今のままの会長が大好きです。 男会長になったらすぐに言ってくださいね。 私が追い払います!」 麻紀は何気にガッツポーズしながら 会長に宣言した。 これを見た会長は頼もしいと思ったのか ありがとう と 過去最高の笑顔を見せてくれた。