客もいなくなり周りが片付けに入ってる中、恭二はソファーで仰向けに寝転がっていた。



「恭二」



軽く肩を揺さぶると顔を覆っていた腕からチラリと視線を向けた。



「恭二?」


「奈緒……なんだよ」



うん、明らかに機嫌悪いね。



「後夜祭」


「は?」


「今年も一緒にしよーね?」


「……あぁ」



照れたように顔を隠した恭二に私は笑った。



「恭二ありがと。また後でね」



本格的な片付けは休み明けだから軽く片付けをした後は、みんな写真を撮ったり、騒いだり、寝たり(?)していた。


そして、日が沈み空が暗くなってきたのを合図に後夜祭が始まる。