「まっちゃん、どゆこと?」



着いた場所には何故か、まっちゃんがいた。


ちょー、面倒臭そうな顔して。



「おーっと!二人は、まっちゃん奈緒と呼ぶ仲なんですね!?」



いやいや、あなた馬鹿?


みんな、まっちゃんて呼んでるだろーが。


てか今、名前呼ばれてないし。



「で、二人はそうゆう関係なんですか!?」



私達はお互いの顔を見合わせた。



“何でこんなことに?”


“俺が知るか”


“どーすんの?”


“商品は魅力的だよな?”



まっちゃんは悪いことを考えたようだ。


だって笑顔が、ちょー悪戯っ子だもん。



“じゃー、そゆことで”


“決まりだな”



私達は視線だけの会話を終了した。


まっちゃんは私の肩を抱き寄せ……。



“せーのっ”


『ご想像にお任せします!』



大喝采だった。


まっちゃんの思惑通り私達は豪華商品を手に入れた。


そして何故か次の日、まっちゃんの頬は赤く腫れていた。