ヒロイン 完

スキンヘッドあんどグラサンの厳つい運転手が運転する、あの日以来に乗る高級車に乗って私は倉庫へ向かった。


以外にも運転手の、おにーさんは私のことを覚えていたようで口元に弧を描いて「奈緒ちゃん久しぶり」って言われた。


きっとグラサンの奥にあるはずの、つぶらな瞳も笑っていたと思う。


やばい、胸キュンする!



「うおっ!!」


「私も第一声ソレだった」



そう言ったの千那ちゃん。


夜には分からなかった倉庫の風貌が明らかになる。


相変わらず多いヤンキーくんたちに、ビクビクしながら私は二人の背後に隠れるよう後を付いて行った。


お前ら学校行けよ!


私だって毎朝お腹抱えながら無欠席で学校通ってんだぞ!


偉いだろ!偉いだろ!敬え馬鹿野郎!


あーほんと、やっぱ来なきゃ良かった。


さっそくホームシックな私は、いつの間にか景色が変わっていたことにビックリした。



「すっげ…」



言葉を失うってこういうことか…。


妙に納得していると、早く入れと背を押された。


肩越しに伺ったそこには大雅さんがいた。



「ご、ごめんなさい!」


慌てて素敵な部屋の中へ転がり込むと何だか勢揃いしていた。


ば、場違いだ。


ちょー場違いだ。


真面目に帰りたい。