私はほんまに馬鹿で
何かしらどっか
抜けとるさかい

幸せに気付くの
ほんま遅い。

失ってから気づくんや。

遅いっての…
もっと早くに
気づけやって……

毎回毎回そんなんの繰り返し。

当たり前やったん。

あの頃の私には……

毎日のように

会って

喋って

いろんなこと
教えてもらって…


あの笑顔も

馬鹿みたいな笑い声も

私に話しかけてくれる
あの優しすぎる声も………


全部全部…
当たり前になって

なくなるなんてあの時は
考えれんかったんや。


当たり前なんて
この世に存在するもん
違うんやって…

気付いたときには
もう別れの日が
近づいてた。