「噂が悪いからかしら?」 「今年だけでしょ? あんな不良が入ってきたのは」 「まぁ。そうね。 2、3年が里中達を見て、怯えていたわ」 私はポケットから契約書を出した。 「宣伝する意味がある学園です・・・ とっても・・・。」 先生改め 藤川は笑いながら契約書を見た。 「あなただったの? 学園長が用意した最終兵器。 オール5で文武両道を突き通す 堅物の女って・・・」 「聖歌って名前だから・・・ 分からないんですよ。 可愛い名前に誤魔化されてる」