なかなかって。 それ本当に面白いの? 「聖歌か・・・。 可愛い名前だね」 「人は可愛くない。 そう言いたいのね」 「ちゃんと人も可愛いよ」 私は甲に氷袋を当てながら、反対側のベットに腰を降ろした。 「喧嘩? 強いんだ・・・?」 「違うわ。 武道をほとんど制覇した・・・ それだけよ」 「里中は君を面白い道具として、見るんだろうな」