「読書の途中悪いんだけど・・・」 「何?」 私は隣の彼に声をかけた。 「名前は? 私は斎野聖歌・・・。」 「俺は里中紳斗(さとなかしんと)」 「紳斗くん・・・ね。 ありがとう」 里中はあぁ。と言うと、本を読み始める。 そんな時だった。 「お前。この席譲れよ」 「あぁ!? ざけたこと言ってんじゃねーよ」