「あ、ちょっと、陽斗。
置いてかないでよー!!」

ちらっと
表札が、見えた。


『水瀬』


なんだろう
この胸騒ぎは……

その時は、
あまり気にしてなかった。


これから
起きる事なんて
分からなかった……