正之助はわたしの浴衣の帯をほどく。


浴衣がだんだんはだけていく。



「本当によいのじゃな…?」


正之助は真っ直ぐな目でみつめてくる。



「正之助だから……いいの…」




こんなに愛されたのは初めてだ──────…。