刀と愛と。



正之助はわたしの頭をなでた。



「……そなた不器用じゃが昔から可愛らしかった」


「昔って………」



わたしはクスッと笑った。


「そなたは誰にでも愛される。学問も恋も共に頑張るなじゃ」



わたしはうなずいた。