『ここで良いかな?』

「はい!」

彼女が連れて行ってくれたカフェは落ち着いていて、彼女の雰囲気とあっていた。

『安藤くんには、このカフェにいるってメールすれば分かると思うわよ』

「メールしておきます」

私がメールをうっていると、奥から白いシャツを着た男性店員が私達の方へ、やって来た。

「三宅さん、こんばんは。今日は若くて可愛い女の子と一緒なんだね」

店員は親しげに彼女に話し掛けた。

『あっ!店長さん。この方は麻里さんっていって、安藤くんの噂の彼女なのよ』

「へぇ!あいつ、こんな若くて可愛い子と付き合ってるんだ」

『店長、安藤くんが羨ましいんじゃない?』

「そうだな〜。それで、お二人さんご注文は?」

店長さんは笑いながら、そう言った。

『私はコーヒーで。麻里さんは何にする?』

「私は…紅茶で!」

「はいはい」

そう言って店長は奥へと戻っていった。