「わぁ~~~金が鼻血出しよったぁ~~~」


「きたねぇ~~~」


「金みれいが、血まみれいやぁぁ~」


「近づくなよ!病気うつるから」


「ばばちぃ~~」


女子は、”きゃぁ~~”と言って
笑いながら逃げて行った。



その時、私の体が”ふわぁ”と浮いた。


  平山先生だった。


職員室で、たまたま体育の授業を見て


その現場を、一部始終見ていたようだった。


平山先生は、そのまま私を保健室まで、
連れて行ってくれた。