一方、ここ名もなき基地では…。


コハクは浮かない顔で帰って来た。

「またご機嫌斜めじゃねぇか」


オニキスが筋トレをしながら
コハクの様子を伺う。


「また現れやがった」

「この前言ったジュエル戦士とかいう
 やつか?ホントに強いのか?」

「戦士が増えたんだよ」

「マジかよ」


しばらく無言が続いた。


するとオニキスが筋トレをやめた。


「どんな奴か顔を見てみてぇな。
 次は俺が行く」

「何でお前が行くんだ!?
 お前はいい」

「コハクはまだガキだからそう思うんだ。
 ジュエル戦士だってガキなんだろ?
 大したことはねぇだろ」

「……」


オニキスは誰よりもパワーがある。
だから戦士なんてあっという間に
やってしまえると彼は考えた。


戦士たちの冒険はまだまだ続く。


続く。