しょうがない学校に行くしかない。

ひかりは自分の部屋に戻り支度をして
小学生の象徴でもあるランドセルを背負う。

「ひかりどこか行くの?」

「学校だよ」

「私も行く」

「なんで?」

「キューブリックの奴らは
 いつ襲ってくるかわからないからね
 ひかりは戦士見習いだから
 私がちゃんと指導…」


正直朝から戦士だとか
そんなことは聞きたくない。

本当は普通の小学生だから
普通の女の子として生活したい。


「行ってきます!!」

セイラの話を無視し、ひかりは学校に行く。


部屋にぽつんと置いてけぼりにされた
セイラ。

「…全く!
 人の話はちゃんと聞きなさいよ!
 本当に失礼っ」